お経を聞く:和讃
和讃
「弥陀成仏のこのかたは」以下六首(同朋奉讃式)
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解説
和讃は、親鸞聖人が、お経や漢文で書かれた論書などについて、五七調でかなを用いて、わかりやすく表現をし、多くの人々に真宗の教えを伝えるために書かれたものです。
70歳以降の晩年に多くの和讃は書かれており、浄土三部経の内容について書かれた浄土和讃、念仏の教えを伝えて頂いた七人の高僧を讃える高僧和讃、末法のこの時代こそ念仏の教えが大切な教えであるといくことを説かれた正像末和讃の三つを、三帖和讃と呼んでいます。
日常の朝夕のお勤めの時に、正信偈、念仏に続いて読みます。
下記の六首は、浄土和讃のうち「讃阿弥陀仏偈和讃」の冒頭にあり、曇鸞大師の「讃阿弥陀仏偈」がもとになっています。
原文
弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまえり 法身の光輪きわもなく 世の盲冥をてらすなり
智慧の光明はかりなし 有量の諸相ことごとく 光暁かぶらぬものはなし 真実明に帰命せよ
解脱の光輪きわもなし 光触かぶるものはみな 有無をはなるとのべたまう 平等覚に帰命せよ
光雲無碍如虚空 一切の有碍にさわりなし 光沢かぶらぬものぞなき 難思議を帰命せよ
清浄光明ならびなし 遇斯光のゆえなれば 一切の業繋ものぞこりぬ 畢竟依を帰命せよ
仏光照曜最第一 光炎王仏となづけたり 三塗の黒闇ひらくなり 大応供を帰命せよ