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ギャラリー(版画)

木版画集:仏跡とインド(竹花人)

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空港 1. 空港
海を越え
空路はるかな ヒマラヤの
ネパール国に 着きました
もう一飛びで 夏の国
釈尊居ました インドです
目玉寺1 2. 目玉寺1
カトマンズ ボドナードは
ラマの寺 目玉寺
ストゥーパの 大きな眼が
見つめてる 見つめてる
目玉寺2 3. 目玉寺2
経文の幢は 青空に白く 四方にはためき
ストゥーパを 守る 神将 夕陽に輝く
北の方 雪のヒマラヤ 天地を分かち
南には 緑の常夏の インドの山野
ルンビニ 4. ルンビニ
ルンビニに 朝霧深く
摩耶堂や 古き無憂樹
アショカの 王の柱さえ
霧の奥 朧に霞む
牛車 5. 牛車
白と黒 大きなコブ牛
土の壺積んだ 車引く
上に載り 御すのは親方
裸足の奴は 車押す
涅槃堂 6. 涅槃堂
さあ 僧たちよ わたしは逝く
この世のすべては うつろうもの
お前たち ただひたすらに
修行 怠らず 努めなさい
ラマバル塚 7. ラマバル塚
青い草地の煉瓦の赭い丘
偉大なお方を 荼毘に付した跡
ブーゲンビリアの茂みに
静に散るは紅い花びら
門番 8. 門番
カジプールの町の銀行の 老守衛
弾帯付けて髭面厳しい 老守衛
鉄砲肩に負い入り口守る 老守衛
古い塔 9. 古い塔
仏陀初めて 説き給いし 鹿野苑
サルナート ダーメク塔に 今偲ばるる
跡継ぐものの 寺あり 香華絶える事なし
ベナレス織 10. ベナレス織
ベナレスは インド更紗の 本場です
縦の糸 赤い横糸 白い糸
金糸 銀糸 色鮮やかに 織り上がる
大きな河 11. 大きな河
ガンジス河は インドを流れる 休みなく
生も死も 流れにゆだね 数千年
インドの民の父母なる流れ ガンジスよ
ベナレスの岸 12. ベナレスの岸
石段 だんだん 渚まで
河の底まで 石造り
巡礼 巡礼 岸辺まで
命の水を 沐びるまで
修行者 13. 修行者
ガンジスの岸に 行者が多くやって来る
夜も昼も 堅い石の上で 坐禅続ける人
朝も晩も 河岸の筏小屋で 苦行続ける人
石油パニック 14. 石油パニック
石油が切れた どうしてだ 分からない
俺の車も 走れない 困ったな
此のスタンドに あといくら あるのやら
ガンジーさん 15. ガンジーさん
村の辻の角 町の広場に ガンジーさん
ニコニコ 人の暮らしを 見てござる
インドの国の ガンジーさん
争い絶える日 待ってござる
ブッダガヤの尼蓮禅河 16. ブッダガヤの尼蓮禅河
これがそのお経に出て来る 尼蓮禅河か
ここの言葉でネーランジャ
すぐ日暮れるのに河を渉る 旅人二人あり
明るいうちに向こう岸に 着けるやら
悟りの大塔 17. 悟りの大塔
ブッダガヤ 正覚讚える 大きな塔
夕やみに 灯火ゆれる  金剛座
紅き絹 聖菩提樹の 裾飾る
竹林精舎 18. 竹林精舎
三千僧尼集いたる 伽藍の跡 今虚し
禊の池の水面には 流れる雲の影映り
竹林騒がす風も無く
静に散るは紅い花
ナーランダ 19. ナーランダ
舎利弗大目連の故郷の ナーランダ
三千僧尼の学んだ町の ナーランダ
唐の三蔵法師の 励みし学坊学舎の跡も
今はただ空しく そこ此処残る煉瓦の山
ラージギルの鷲の峰 20. ラージギルの鷲の峰
この旅の一番目当てにしていた 霊鷲山
やっとこさ たどり着きました 鷲の峰

このシリーズは、ここで終了です。