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第4期讃頌会研修会(2009年12月から2010年2月まで)の報告

第1回(2009年12月8日)

讃頌会の第1回研修会

12月8日、午後2時から、東別院教務所の議事堂において、約40名の参加者のなか、今年度(2009年度)第1回目の讃頌会研修会が行われました。

講師は前年度に引き続き、四衢亮先生に「親鸞聖人の生涯に学ぶ」のテーマのもと講義していただきました。

前半は、11月28日の親鸞聖人のご命日に執り行われる「報恩講」についてで、「報恩講」とは「報恩謝徳の御仏事」である。そして、覚如上人が「報恩講私記」、「御伝鈔」、「口伝鈔」を著した経緯を説明されました。

後半はテーマである「親鸞聖人の生涯に学ぶ」の第4回吉水時代の宗祖で、親鸞聖人が、比叡山仏教を棄て、吉水の法然上人の教えに帰す、「雑行を棄てて本願に帰す」について、講義されました。

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第2回(2010年1月18日)

親鸞聖人の奥方である恵信尼公は当時の貴族の嗜みとして、日記をつけておられました。おそらく聖人よりも先に法然上人のお話を聞いておられたのではないかと思います。

日記には、聖人は100日間、法然上人のもとに通ったと記されています。そして上人門下に入り、元久2年(1205年)、33歳の時、選択集の書写や上人の真影を図画することを許され、教えを受け継ぐ者として使命を与えられました。

法然上人の教えである念仏の教えとは、いずれの行によってもおよびがたき身であるが故に、ただ念仏して弥陀にたすけられるしかないのだというものです。娑婆とは力ずくの世界、力の無い者は隅っこで我慢する世界であり、浄土とはその様な世界を照らし出し、我々の存在を根源から問いかけるはたらきのことをいいます。

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第3回(2010年2月2日)

最終回となる、第3回2月2日、午後2時から午後4時に渡り、東別院教務所の議事堂において、約34名の参加者のなか、前回に引き続き親鸞聖人35才の時の法難についてのお話でした。

後半のお話も、資料を通して法難の経偉についてお話があり、私たち親鸞聖人の流れをくむものだけが、この問題を思想弾圧と捉えた。そこに親鸞聖人の眼があると説明がありました。

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