住 所 名古屋市昭和区川名本町4-3-13
電 話 052−751−7676
メール shomyoji@nagoya30.net

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稱名寺の紹介

 天保13年(1842)に真宗大谷派名古屋教務所所属の説教所として創建されました。

 その頃は村内のご門徒の聞法の場として親しまれてきました。その用途は広く、戦時中には疎開をしなかった広路小学校の児童が、本堂で授業を受けたこともあったそうです。

 

 その後、昭和21年(1946)に現寺号である稱名寺に改められました。今ある本堂は昭和62年の再建で、ご本尊は阿弥陀如来です。阿弥陀さまは私たち人間一人ひとりに願いをかけています。

 その願いとは、せっかく人として生まれたのですからその生涯をかけて本当の人間になってほしいというものです。

 そこで「人間」になるとはどういうことを言うのか、親鸞聖人の教えに耳を傾け、聞き開いていくことが大切なのです。

 そのための聞法道場がお寺にほかなりません。お寺は仏さまにお願いをするために足を運ぶ場所ではなく、逆に仏さまの願いを聞いていく場所なのです。創建当時のそのようなご門徒衆の願いを現在も受け継いでおります。

 

 昔、村中に疫病が蔓延し、そのことを憂いた村人が疫病退散を願って、西門前に13体のお地蔵さまを安置したそうです。その中の1体が当時の住職の夢枕に立ち、境内に入ることを懇願されたと伝えられています。その時のお地蔵さまはおだやかな表情で今も本堂階段下の西側に安置されています。ご参拝の折にはぜひお立ち寄りください。