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第30組同朋総会(2008年6月)

2008年6月27日(金)午後1時30分から4時まで、真宗大谷派名古屋教務所において約62人の参加者を得て、第30組「同朋総会」が行われました。

この会は、一昨年より組内30カ寺の僧侶と門徒が対等な関係で組のあり方を協議する「寄り合い談合」の場を開くことを目的として始まりました。

今年は「お寺を変える お寺が変わる -お寺の敷居を低くするために-」というテーマのもと、寺院が抱える問題点やこれからの活動の方向性などについて考えるための会を開催しました。

講師
清史彦先生の講演

第1部では清史彦(きよしふみひこ・大阪教区4組瑞興寺住職)先生の基調講演が行われました。講演では
(1)大谷派寺院の活動は時代から大きく取り残されているという認識と・現代社会から何も求められていない事実を確認することの必要性
(2)住職を始めとして、寺院生活者の意識改革と行動の開始。またそれにともなうご門徒方の意識変革の必要性
(3)寺院活動の中心である仏事の意味の復活・仏事における真宗的受けとめの徹底
(4)寺の外と内との往還運動の必要性など、自らの活動報告を交えながら、寺院が抱える問題点やこれからの活動の方向性
などについて話された。

パネル討論
パネルディスカッション

第2部では清先生に鵜飼信孝氏(うかいのぶたか・名古屋教区31組乗西寺住職)と岩田浩氏(いわたひろし・名古屋教区18組養念寺門徒)が加わり、合計3人によるパネルディスカッションが行われた。話し合いは門信徒の宗教意識や年齢など多義にわたる項目で分析や分類を行い、ターゲットを絞り込んだ教化活動の必要性を説く意見や、お寺という「場」を大事にする活動展開の重要性に関する意見が出るなど、多義にわたる意見の交換が行われた。また、地元である第30組の関係者からはホームページによる活動の報告や、ホームページに寄せられる意見の紹介が行われるなど、会場の参加者も交えて多彩な意見の交換や質問がかわされ盛況のうちに会は終了した。