寺族研修の報告(2014年11月3日、2015年1月21日、4月16日)
2014年11月3日(月)午後6時から8時、2015年1月21日(水)午後6時から8時に聖徳寺本堂において第一回・第二回寺族研修が行われました。小笠原暁氏を講師に向かえ、「名古屋教区・別院宗祖親鸞聖人750回忌に向けて」というテーマのもと、内陣における出退作法、装束の正しい着け方についてご指導いただきました。
内陣での作法では、普段行う動作の一つ一つに他の出仕者との兼ね合いや儀式進行上の合理性があることなどを確かめることができました。また、細かい所作を丁寧に行うことによって参詣席からの見栄えに配慮するなど普段おろそかになりがちな点を確認し、各々が法要時の技量を向上させることができました。
装束の着け方については、普段一人ではつけることのない七条袈裟を中心に学びました。修多羅(しゅたら)の表裏や向き等を注意するなど基本的なことから、法要を勤めるときの動作に支障が出ないよう留意して着けるなど熟練を要することまで学びました。
今後、御遠忌に向けて練習・実践を重ねることでより荘厳な法要を勤めていくことができるように思います。
第三回は2015年4月16日(木)午後5時から名古屋東照宮において舞楽鑑賞というかたちで行われました。30組からも何名か舞楽に出演し、夜の東照宮の境内を華やかに彩っていました。今回の研修を踏まえて御遠忌に臨む中、法要・舞楽の意義について学ぶ姿勢を持ち、日々の法務にも活かされていくことが願われます。