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組講習会の報告(2012年6月28日)

組講習会

2012年6月28日(木)午後4時30分から6時30分まで名古屋教務所(名古屋市中区橘・名古屋別院内)1F議事堂において15人の参加者を得て、第30組講習会が行われました。講習会は尾畑文正師(同朋大学前学長・三重県泉稱寺住職)を講師に迎え、「真宗とは?門徒とは?入門とは?」というテーマのもと講演が行われました。

第30組では今年度から「真宗門徒入門講座」を実施するに際して、実施の中心的役割を担う住職寺族がその目的をはっきりさせたいという願いから、「真宗とは?門徒とは?入門とは?」とういテーマのもと組講習会が企画された。

講演で尾畑氏は、最初に曽我量深師の「還相社会学」という言葉を掲げ、現代を生きる我々の生活の課題として、還相という言葉で表わされている親鸞聖人の教学の意味を尋ねてみたいという趣旨の問題提起から始まった。

本論としては、従来の真宗教学の理解から相伝義疏が発見されて以降の教学の流れなど、専門性の高い指摘や、『佛説無量寿経』の本願文で示されている生活に根ざした差別問題の指摘など、真宗門徒の生活における具体的指摘にあふれた内容の講義が行なわれた。

その後参加者から質問が出され、尾畑氏がそれに答えるという形式で質疑応答が行われ閉会しました。

(参照:講義録