第11期讃頌会研修会の報告(2017年1月18日、2月22日、3月14日)
今年度の讃頌会研修会は、同朋大特任教授の北畠知量先生をお迎えして、「正信偈」をテーマに研修会を開催しました。
1回目1/18(水)に参加者46名、2回目2/22(水)に参加者45名、3回目3/14(火)に参加者45名、何れも午後2時~3時半、 別院会館2階「蓮の間」を会場として開催しました。
また、交流会を3/14(火)研修会終了後、参加20名で、午後3時半~5時 別院会館「橘の間」を会場として開催しました。
講義メモ
泣き泣きに 良いほうをとる 形見分け
自我を超えるとはどういうことか。私たちは南無不可思議光―阿弥陀様に帰依しているのではなくて、南無自我―自我に帰依している。
本能のままに動く自我1、他人の立場にたてる自我2、内面を見る目が開く自我3。そしてしたたかに腹黒くなっていく。
そんな自我1~3を超えるはたらき「自我4」に、ある時ふと出逢うことがある。
これこそが私を救わんとする阿弥陀様の働きといえよう。
この腹黒い自我が消えることはないが。
自我4に生きる人の姿は
① すべてを静観、過度の謝辞を言わない。
② 自分の寸法を生きる
③ 盲点を突く
④ 裸になって相手を包む。こちらが面をつける必要がない。
⑤ 言いにくいことをさらっと言う。
⑥ 他人の評価を気にしない
⑦ 謝念を抱く
自我を抱えたまま出逢っていけるのである。阿弥陀の御働きに出遭ったと口に出た言葉が念仏。
正信念仏偈(正信偈)とは、念仏を正信する偈、正信とは念仏であるの偈である。