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今日 自分のあるゆえんは 一朝一夕のものではない(曾我量深)

今日ある繁栄を支える食生活、といいながら実情は何と勿体ないことかと思わされる記事が、先日出ておりました。
食べられるのに捨てられる量が、500から800万トン(2010年調べで1年間で)。賞味期限、販売期限、豊作で出荷を取り止めたり、大きさが規格外 の野菜含め毎年1,337万トンが焼却や埋め立て処分をされているというのです。
エネルギーをかけて生産したものを、エネルギーをかけて処分している ことになります。

無量寿経第19願に

「たとい我、仏を得んに、十方衆生、菩提心を発し、もろもろの功徳を修して、心を致し願を発して我が国に生まれん と欲わん。寿終わる時に臨んで、たとい大衆と囲繞してその人の前に現ぜずんば、正覚を取らじ。」(聖典18)
真実を求め、善(自分では正しいことをしている)を行っている歩みをして、実は真実は自分のところにはなく、如来のところにあったのだと 気づかされるとあります。

今日の繁栄は、自己の正しさをお詫びして、如来の世界に生きようと願うことにあると思わされました。

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