歎異抄に
「自力のこころをひるがえして、他力をたのみたてまつれば、真実報土の往生をとぐるなり。」(聖典627)
先だって、町内で色々活発に活動されていた方が亡くなり、葬儀を勤めさせていただきました。お勤めが終わって、いよいよ出棺の時、お棺の中は花で いっぱいでしたが、他は何もありませんでした。 改めて、人間は何も持たずに生まれ、何も持たずに逝くのだと知らされました。 仏になるということは、ありのままの姿が顕れるものだと知らされました。