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下農は雑草を作り、中農は作物を作り、上農は土を作る

善導大師は心身を統一して阿弥陀様のおられる浄土を想うことによってお浄土に生まれることが出来る、とはおっしゃられませんでした。
そんな修行の出来ない凡夫のために、お念仏を唱えただけでも浄土に生まれることが出来ると観無量寿経にあると明かされました。したがって 観無量寿経にある衆生の最下位の位、下品下生(凡夫)の救済がお釈迦様の本心であり、我が名を呼べとおっしゃられました。

正信偈に

「光明名号、因縁を著す」(聖典207)
とあります。
この場合の名号は称名、南無阿弥陀仏と称えることが浄土に生まれるための直接の原因となる、阿弥陀仏の光明が往生のために私をお育て下さる縁に なることをいいます。

私が生きているのは私の気づかない前からこの身を支えて下さるしっかりしたものの上に生かされ生きています。この身を支えて下さる確かな「いのち」 の上で生かされています。
この私を生かせて下さる「いのち」の世界が私の背景にあります。

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