製品名:ザ☆ボウモリ(坊守)
※ボウモリ(坊守)とは…通常、「お寺のおくさん」等と呼ばれる人。名古屋では「おくりさん」ともいう。
製造元:福岡県。安心のオーガニック素材です
製造日:某国内閣で一番若い大臣らしい
適正動作環境:安順寺圏内
価格:ただいま大変お求めやすくなっております
備考:
某国行政刷新担当大臣の蓮○に似ているともっぱらの噂だったが、
家族がからかいすぎたために、最近は○舫ヘアをやめて髪をのばしている。
色々な人から「最近は似ていない」と言われてすこぶる上機嫌。
でも家族(特に娘)は、髪をのばしてもやっぱり似ていると思っている。
趣味は仕分け。
最近娘はからかいすぎて、小遣いを仕分けると宣言された。
困った…
「私の話も聞いてください!!」(切実)
(文責:娘)
いのちの詩(うた)
何も出来ないけれど
「ありがとう」だけは言えるよ
あなたのためにも、ぼくのためにも
心をこめて「ありがとう」って
今、ここに生きている自分に
「ありがとう」
そして、ささえてくれるすべての人に
「ありがとう」
みんなに出逢えて、うれしかったよ
13歳の彼は、この言葉を残して半年後に亡くなった。
それからもうすぐ2年半。
今でも月命日には、友人たちが彼の仏前に集まっている。
友人たちは高校生になりそれぞれ別の道を歩んでいるが、毎月彼の家を訪れる。
彼のお母さんは、毎月この日だけは朝から来客に追われ、夜遅くまで食事をふるまうのだそうだ。
「一周忌までで終わる」、「三回忌で最後になるのでは」…お母さんのそんな思いとは裏腹に、彼がいなくなった日には必ず皆が訪ねてくる。
高校生になった友人たちは、自分の親には言えないことを口にし、まるで第二の家であるかのように過ごしていくという。
彼と私の出逢いからも2年半が経った。
彼の家族は、法要のときはもちろん、色々な場面でお寺を手伝ってくれている。
今では、以前からお寺を訪ねてくれる人たちともすっかり打ち解け、嬉しそうだ。
亡くなった後も、彼はこうして出逢いを運んでくれる。
彼の友人は、これからも増えていくだろう。
お寺に集まってくる人たちの多くは大切な人を亡くし、深い悲しみを抱えている。
この悲しみは簡単には癒えないが、今日の社会の中ではネガティブなものとして切り捨てられてしまうことが多い。
死の悲しみは、優しさやあたたかさ、そして新たな出逢いといったポジティブな芽を同時に持っている。
悲しみを受け止めた上でその芽をはぐくみ、大きな木へと育てる。
お寺はそんなところでありたいと思う。
真宗大谷派安順寺
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