第1期人権学習会の報告(2006年1月から5月まで)
第1回
- 日時:06年1月28日(土)
17:00~20:30 - 会場:名古屋教務所2階講義室
- 講師:訓覇浩氏(三重県菰野市金蔵寺副住職、解放運動推進本部委員)
- 参加者:22人(うち30組18人、20組3人、教務所1人)
- まとめ:あらゆる方面からの差別の実態と 解放運動の在り方について、講義をしていただきました。座談会質疑応答時には活発な意見が出されました。
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第2回
- 日時:06年2月18日(土) 19:00~21:00
- 会場:名古屋教務所2階講義室
- 内容:ドキュメントビデオ「結婚」を視聴して人権問題について考える
- 参加者:11人(うち30組10人、教務所1人)
- 意見・感想:
*差別に本当の意味で目を向けるきっかけになるビデオだった。
*差別問題を道徳的に見てはいけないのではないか?
*男女間の「愛」と家族の「愛」を実感するビデオだった。
*等身大の人間を見ることが大事。
*日本の差別問題には、「血」が大きく関わっていることがある。
*結婚を決意し相手に自分が「部落出身者であることを告げる」ことは、部落外の人には想像ができないエネルギーが必要。
*差別は部落内の問題ではない。部落外の問題である。
第3回
- 日時:06年3月13日(土) 13:30~17:00
- 会場:愛知県甚目寺町栄隣保館
- 内容:「解放運動の精神に学ぶ」- 現地研修 -
- 講師:加藤正仁氏(部落解放同盟甚目寺支部長)、鈴木正夫氏(部落解放同盟愛知連合会副委員長)、加藤吉雄氏(部落解放同盟愛知連合会教育対策部長)
- 助言者:雨森慶為氏(真宗大谷派解放運動推進本部委員)
- 参加者:17人(うち30組4人、組推進委員9人、教務所4人)
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第4回
- 日時:06年4月22日(土) 19:00~21:00
- 会場:名古屋教務所2階講義室
- 内容:ドキュメントビデオ「人間の街」を視聴して人権問題について考える
- 参加者:12人(うち30組11人、教務所1人)
第5回
- 日時:06年5月13日(土) 17:00~21:00
- 会場:名古屋教務所2階講義室
- 講師:山本義彦氏
- 参加者:21人(うち30組17人、20組3人、教務所1人)
- まとめ:「寝た子を起こすな」という考え方が圧倒的多数を占めていた被差別部落浅香町。そんな中で「自分の子や孫たちに自分たちが育ってきた境遇を経験させたくない」という思いから三十数年間部落解放運動を進めてきた山本氏。そのことが今、浅香の中でどう実践されているのかが氏の口から力強く語られる。部落差別とは何かを目をそらさずに見据え、自分の目の高さで克服していこうと差別のない町づくりに取り組んでいかれる。その源泉には単に生活環境の改善のみを課題とするのではなく、差別をなくすことを目的とした運動の精神がある。
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